昨年末の話になり、報告が遅くなって恐縮なのですが、おそらく国内初のベロモービルが関わった事故についてご報告いたします。
まずは搭乗者の安全ですが、怪我は軽微だったようで何よりです。それでは以下にご本人からメールでお聞きした内容の詳細を記載いたします。
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事故概要
- 発生日時: 2020年12月17日 20:30ごろ
- およその発生場所: 北海道札内橋東側の交差点を過ぎたあたり
- 発生時の道路状況: 交差点、2車線左側で信号待ちから走行開始後
- 発生時のベロモービルの状況: 信号による停止から走行開始間も無く、おそらく青信号を直進してきた後続車が脇見・もしくは考え事をしていて前方不注意で後ろから衝突
- 発生時の自車、他車のおよその速度: ベロモービル25kmぐらい、後続車はおそらく60km程度
事故詳細
2車線の左車線走行中に前方不注意の普通自動車が後ろから追突してきた。ベロモービル搭乗者は前方に吹っ飛んだ後、横転し、右車線にはみ出し、横転のまま前後が入れかわわる回転をしながら、中央分離帯に衝突して止まりまった。
ベロモービルは、後部ボディー大破、本体部分ボディー複数箇所破損、後輪ホイル破断、後輪軸受部変形、横転時にミラー・ウィンカーなど脱落、左側面大きく削れた。
そしてベロモービル搭乗者本人は、両肩打撲、軽い捻挫、擦過傷少々、とのことです。
事故直後の画像がこちらです。
私の感想と考えられる対策
ご本人の怪我が軽微であったことが何よりで、ほっといたしました。国内でもベロモービルが関わる事故が起こってしまったことは非常に残念ではありますが、今回の事故は、ベロモービル搭乗者としては非がなく、完全にもらい事故で仕方がないことだと思います。今後、ベロモービルに乗る方や、同じ道路環境を運転する方の参考にしていただきたいとの思いから、ご本人に了承をとって、ブログに載せさせていただきました。
もちろん、事故は残念ですが、これがもし普通の自転車であったら、衝突後の吹き飛ばされ方を聞くと、運転者ははるかに大きなダメージを追っていたであろうことが想像でき、せめてベロモービルで良かったとも思います。
ベロモービルが視認性が悪いのではないか、というご意見もあるかもしれませんが、今回の事故は夜であったこと、ベロモービルには尾灯、ウィンカー、ブレーキランプ、車幅灯が完備されており、ライトをつけると自動で尾灯、車幅灯が点く仕様であるので、自転車よりは視認性が高かったと考えられます。おそらく記載があるとおり車の運転者の脇見かなにかなのではないかと思います。
ではどうやって避けるかですが、今回は右折のため、車線の右によったところでぶつけられたそうなので、それ自身は悪い運転ではないのですが、自身の安全のため、特に夜間は車線の左側に張り付くように走るのが良いのかと思います。これは自転車でも言えることだと思います。
なお、今回の事故は警察判断でも完全なベロモービル側のもらい事故であり、非はなかったので、全額保険がおりる、ということです。良かったです。
今回貴重な情報をご提供頂いたベロモービル搭乗者の方に、ここでも深く御礼申し上げます。
それでは皆様も、今回の事故をご参考に頂き、自転車でも安全なベロライフをお送り下さい。