第21回関西ものづくりワールドに参加してきました


本日は第21回関西ものづくりワールドに参加してきました。メインで見たのは関西設計製造ソリューション展です。

参加目的: 3Dプリンターでベロモービルのカウルを製造するパートナー企業を探すこと。

結論: 3Dプリンターでカウルを作ることは可能だが、CFRPで作るよりコストが高くなりそう。パートナー企業は見つからず。

詳細: 
本日は朝からインテックス大阪で開催された関西ものづくりワールドに参加してきました!
まずは名刺が無かったので今朝急遽制作しました。

新作名刺

印刷が少しずつずれてしまい、いまいちな名刺になってしまいました。また今度修正します。
そして9時過ぎに家を出発!
コスモスクエア駅に向けて出発

コスモスクエア駅から1kmほど歩いてインテックス大阪に到着。まずは事前予約していた設計製造ソリューション展に行きました。
設計製造ソリューション展入口にて

中に入って物色したあと見つけたのが、RICHOさんの3Dプリンター関連の展示。
3Dプリンターで作られた車のバンパー

こちらは3つ位の部品を接着剤でくっつけて作ったものだそうです。
因みにまだ試作品の段階ですが透明度の高いこんなものも。
3Dプリンターで印刷されたアクリル?のヘッドライトカバー

しかしこちらは耐環境性は無く、屋外では劣化変色してしまうとの事。
RICOHさんのブースでは色々お話を伺ったのですが、3Dプリンターは小さくて複雑な構造のものを作るのには向いているけれども、ベロモービルのカウルのような大きなものを作るのには向いておらず、CFRP等よりかえって高くなる可能性が高いとのことで、話を聞いた感じ、ベロモービルほどの大きさの試作品を作るのはウン百マン円から1000万円以上しそうです。それはちょっと難しいなあ、という感じ。
また、その近くにkurimotoという会社のブースがあり、何とそこではトヨタのコムスのシャシーに3Dプリンターで作ったボデーを載せた試作品を作ったそうです。その写真がこちら。
Kurimotoさん制作3Dプリンターで作った車

今回の展示会ではこれが最も私のやりたい事に近かったです。そこの所長の小山さん という形に色々お話を伺ったのですが やはり大きいものを作るのは cfrp などよりも逆にコストが高くなってしまう可能性が高いとの事。 ともあれ、この車は3D プリンターで印刷したものを接着剤で組み合わせているとのこと。その際メス型を作っておき、そのメス型のところにパズルをハメ合わせるようにして3Dプリンターで印刷した曲面たちをくっつけていくのがポイントだとのこと。こうすることにより 接合の精度を保つとのことです。そうして出来上がったものは 風洞試験などでも十分な強度を保っていたそうです。
お名刺はいただきましたが、試作費はこちらも同じ位しそうなので、手が出なそうです。
後は、ものづくりAI/IOT展にも参加してきましたが、こちらは規模も小さく、目新しいものはありませんでした。
ものづくりAI/IOT展

その他、機械要素技術展 にも参加してきました。
機械要素技術展

ABSなどのプラスチック素材で3Dプリンティングしたものに、メッキをするという技術が紹介されていましたが、安物の3 D プリンターで印刷したものは層間に隙間があってうまくメッキができないそうです。
3Dプリンターで印刷したものにメッキを施したもの

そんなこんなで当初の目的は達成出来ませんでしたが、3Dプリンターの得手不得手等を知る良い機会でした。
あと、色んなノベルティがタダで貰えてちょっとラッキーでした。アイマスクとか。ま、実際にはそんなに役に立たないかも知れませんが。
ではまた明日!

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